栄養士は、日本人の食事摂取基準(一日の消費カロリーと必要栄養量)をもとに、日本食品成分表(各食材の栄養素量が算出されている)をベースとして栄養素量などを計算して献立を考えています。


しかし私は、それに合わせればすべてが正しいものなのか!?満足していいのか!?と思っています。


1つは食事摂取基準が絶対的なものではないということ。
日本人の食事摂取基準(厚生労働省)は、年齢や身体活動強度ごと段階がありますが、基準値で絶対的なものではありません。
人それぞれ、栄養素の代謝の良し悪しなどがありますし、コンビニ弁当とサプリメントを食べて、すべて基準値内だからいい。ということも絶対的にないはずです。




2つめは、計算の基準となる栄養成分も絶対的なものではないということ。
食品成分表(文部科学省)は、卵なら、茹で、生、卵黄、卵白などに分かれているものの、生育過程(飼料や平飼い、ゲージ飼い)
野菜なら、化学肥料や農薬使用の有無など
における差は考慮されていません。


私は、生育過程こそが食材の栄養素量に大きく影響すると考えています。
満員電車のような環境でストレスいっぱいの状況で、抗生物質などを飼料に混ぜられて飼育されたニワトリの卵と、
のびのびと太陽の下で飼育されたニワトリの卵が、私たちの身体に作用してくれるものが同じなわけないと思っています。




ニワトリだけでなく、あらゆる野菜、醤油や味噌などの発酵食品などあらゆるものが生育過程、製造方法によって、私たちにあたえてくれる恵みは異なるはずです。




私たちは、栄養を食べているのでなく、生命を頂いています。
栄養士養成課程では栄養計算ありきであることがあります。
(もちろんそこに疑問を持ち自ら勉強されている教授や栄養士さんもたくさんいます。)




私は数字ばかりに左右されることなく本質を見れる栄養士でいたい。
そういった思いから"アウトサイダー"を名のらせてもらっています。






伝わりました!?(笑)


まー
おいおい…。
少しずつ。
情報や思いを発信させていただきたいと思っています。




これからもアウトサイダーよろしくおねがいします(^^)